祭礼行事(大祭)

大祭
祈年祭
 2月17日頃、トシゴイノマツリとも読む。
 年(稔)には稲の意があり、早春に田を耕し稲の種を撒くのに合わせて行われ、五穀の豊穣と食糧を基礎とした国の繁栄・諸業の発展を祈る重要なお祭り。

放生祭
 (春市)4月29日

 奈良時代聖武朝よりの国家的祭典。鳥や魚などを自然に放ち返すことによって氏子中の無病息災、安産、児童の健全成長等と共に国家の平安を祈る。また、万物万生(ばんぶつばんしょう)の生命を尊び、自然との共存調和を願う。
 寛治3年(1089)の浪打八幡放生会頭人番帳初見。平成8年江戸中期以来の再興。神輿、斎王代の渡御や神楽の後、詫間港岸において放鳥放魚を行う。

例大祭
 秋祭り。旧暦の8月15日であったが現在新暦10月第4土・日。

 年の内で最も重要な祭りで、宵宮に本殿正祭、翌日の本祭り(神幸祭)に三体の神輿の渡御がある。神田、本村、北村、津之前、大原の獅子組による古流小笠原流、七宝古流などの夫婦獅子舞はその勇壮さと動きの繊細さ、情緒表現の豊かさにおいて、全国有数のものである。稚児行列や子供みこし、武道試合、華道展や露天など沿道は終日賑わう。

新嘗祭
 11月23日。春の祈年祭に相対する豊穣感謝の祭り。
 この日伊勢神宮、宮中でも新穀を神に供え、直会によって天皇が国民を代表する形で神人の共食が行われる。
 また、再建やお屋根葺替時の上遷宮、下遷宮等の臨時祭も大祭式である。このほか須田塩竈神社、天満天満宮の例大祭もこれに準ずる。

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